How to Write 小説
続けて第二弾っ!
SSに関係しそうなところを抜粋して載せてあります。
より詳しいことは「モノ書き一里塚」さんにありますので
気になる方は是非に一度 足を運んでみてください(^^)
<※部分>は僕のコメントです
SSに関係しそうなところを抜粋して載せてあります。
より詳しいことは「モノ書き一里塚」さんにありますので
気になる方は是非に一度 足を運んでみてください(^^)
<※部分>は僕のコメントです
■■■場面転換の注意点■■■
話の中で時間や場所が移動したとき(以降、中断と再開)、
それが読者に伝わらないと混乱させてしまう。
●視点を切り替えながら進める方法
主人公、主人公を狙う犯罪者、犯罪者を追う警察。というように、複数の視点から徐々に
話を進める手法がある(海外ではディーン・クーンツ、国内では宮部みゆきがたまに使っている)
この手法を使うときは、追う者・追われる者の両方から書き、徐々に互いの距離が
縮まることで緊迫感を生むこと、また話の全体像を把握させることに力を注ぎたい。
気をつける点としては、主人公の思い入れが弱くならないように、
主人公のパートを多くすること、場面転換で混乱させないこと。
※ よくSSでは「Side」表現が見られます。それ自体は悪くはありませんが
一番やって欲しくないことは、主人公の強さを見せ付けるために安易に
同じシーンを二回 違うキャラの視点(一人称)で繰り返し、主人公を賞賛すること
■■■読者は偶然を嫌う■■■
「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるが、その通り。
小説は事実よりも奇であってはならない。
あまりに突拍子もない出来事は読者を興ざめさせてしまうのだ。
かといって、作者には作者の都合がある。その都合がバレないように以下のことに気を付けたい。
※ SS的にいうなら、読み手はご都合主義に飽きている、というところか。
チート・最強など肯定的に捉えられがちだが、その言葉を隠れ蓑にせず
その「良さ」を出す工夫を しっかりと考えて欲しいと切実に思うこと多々
●偶然を避けるべき場面
読者をさんざん期待させておいて、それを偶然で解決すると読者の期待に反比例した
批評を得ることになる。読者は物語の展開に論理的なつながりを求めるものなのである。
逆に言えば、期待のない場面での偶然は許されるケースもある。主人公が物語の出だしで
1億円の宝くじを当てることも、コメディー路線で次々と不幸が襲ってくるシーンも問題ないと思われる。
使ってはいけない場面はあくまで「どうするんだ、どうなるんだ?」と読者が手に汗握っているとき。
●偶然の中にも必然性を
偶然の出来事を書くときに、多少なりとも必然性を混ぜていればご都合主義の烙印を免れる。
たとえば、さきほどの殺人鬼に追いつめられた女性がブロンド二枚目に助けられるとしても、
彼がすぐに殺人鬼の背後に現れてはやはり不自然である。それならば、女性が閉館した図書館の
ガラスでも割って入り、非常ベルでも鳴らして、中で逃げ回った末に助けが来れば、少しは
不自然さを拭える(非常ベルを鳴らしてるため、誰かが来てもおかしくない)。また、あきらめずに
努力した人間が報われる場合は、読者は偶然に対して寛大になってくれるものだ。
■■■伏線・暗示■■■
真実が明るみになったとき、伏線がすでに張ってあることで
突拍子もないという印象を和らげることができる。
ここでは、先を予告するということで伏線と暗示について解説する。
●先を考えていなければ話にならない
伏線にしろ、暗示にしろ、作者が話の全貌をすでに考えていなければ使いようがない。
また、先を考えていないのに伏線を張ってしまうと解決されない伏線が残ったまま
ということにもなりかねない。行き当たりばったりで書いてる作者は要注意である。
●さりげない伏線
さりげない演出手段としての伏線というのもある。
たとえば、雨が降るシーンの前に曇り空を書いておく。
たとえば、ある人物が入院する前に体調の悪そうなところを書いておく。
これらがなくてもさほど問題にはならない。
しかし、こういう伏線があることで話の流れが自然に感じられる。
無理に入れる必要はないが、こういう伏線は隙を見つけてどんどん入れたい。
●後からくやしがせるための伏線
読者が真実を知ったときに「ああ、あれはそういうことだったのか」と思えるのが理想の伏線である。
伏線が弱すぎれば、真実を知った後も気付いてもらえず、伏線が強すぎれば
真実を明かす前に読者にばれてしまう。伏線のバランスを取るために以下のことに気を付けたい。
■タイミング
伏線を張るのが遅ければ効果は薄れる。かといって、早すぎれば読者は忘れてしまう。
タイトルに伏線を入れるのもタイミングのひとつである。
■印象
印象が強ければ読者は長い間覚えていられる。
しかし、読者の注意を引きすぎれば真実がばれてしまう可能性も高くなる。
■重層化
一度の伏線ではバランスが難しい。
何度も弱めの伏線を張ることで読者の意識に植え付け、
かつ、あまり注意を引かないということがしやすい。
■間接的
真実に直接迫る伏線ではなく、真実から派生する事実に対して伏線を張っておけば、ばれにくい。
■ダミー
真実から目をそらすためにダミーを用意しておくのも手である。
特にミステリではダミーに対する目も厳しい。ダミーをもう一つ用意したり、
ダミーだと思わせて実は真犯人といったさまざまな方法がとられている。
●暗示
もっとあからさまにやるのが暗示である。
これらは先に何か危険やすばらしいことが
あることを読者に報せるものである。
例1:ハンカチのシミはどこか悪魔が笑っているようであった。
例2:数日ぶりの晴天だった。今日は何かいいことがあるに違いない。
本来は何の意味もないこともこう書いておけば何か起こりそうな気がして期待をしてしまう。
期待をさせたからには裏切ってはいけない。何かを用意しておきましょう。
※ 先が考えられている作品がすべて良作とは限らないが、
面白い作品はすべからく先が考えられている。僕はそう思います。
伏線に関しては「PIKOZO BLOG」を見るといいでしょう。オススメです。
話の中で時間や場所が移動したとき(以降、中断と再開)、
それが読者に伝わらないと混乱させてしまう。
●視点を切り替えながら進める方法
主人公、主人公を狙う犯罪者、犯罪者を追う警察。というように、複数の視点から徐々に
話を進める手法がある(海外ではディーン・クーンツ、国内では宮部みゆきがたまに使っている)
この手法を使うときは、追う者・追われる者の両方から書き、徐々に互いの距離が
縮まることで緊迫感を生むこと、また話の全体像を把握させることに力を注ぎたい。
気をつける点としては、主人公の思い入れが弱くならないように、
主人公のパートを多くすること、場面転換で混乱させないこと。
※ よくSSでは「Side」表現が見られます。それ自体は悪くはありませんが
一番やって欲しくないことは、主人公の強さを見せ付けるために安易に
同じシーンを二回 違うキャラの視点(一人称)で繰り返し、主人公を賞賛すること
■■■読者は偶然を嫌う■■■
「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるが、その通り。
小説は事実よりも奇であってはならない。
あまりに突拍子もない出来事は読者を興ざめさせてしまうのだ。
かといって、作者には作者の都合がある。その都合がバレないように以下のことに気を付けたい。
※ SS的にいうなら、読み手はご都合主義に飽きている、というところか。
チート・最強など肯定的に捉えられがちだが、その言葉を隠れ蓑にせず
その「良さ」を出す工夫を しっかりと考えて欲しいと切実に思うこと多々
●偶然を避けるべき場面
読者をさんざん期待させておいて、それを偶然で解決すると読者の期待に反比例した
批評を得ることになる。読者は物語の展開に論理的なつながりを求めるものなのである。
逆に言えば、期待のない場面での偶然は許されるケースもある。主人公が物語の出だしで
1億円の宝くじを当てることも、コメディー路線で次々と不幸が襲ってくるシーンも問題ないと思われる。
使ってはいけない場面はあくまで「どうするんだ、どうなるんだ?」と読者が手に汗握っているとき。
●偶然の中にも必然性を
偶然の出来事を書くときに、多少なりとも必然性を混ぜていればご都合主義の烙印を免れる。
たとえば、さきほどの殺人鬼に追いつめられた女性がブロンド二枚目に助けられるとしても、
彼がすぐに殺人鬼の背後に現れてはやはり不自然である。それならば、女性が閉館した図書館の
ガラスでも割って入り、非常ベルでも鳴らして、中で逃げ回った末に助けが来れば、少しは
不自然さを拭える(非常ベルを鳴らしてるため、誰かが来てもおかしくない)。また、あきらめずに
努力した人間が報われる場合は、読者は偶然に対して寛大になってくれるものだ。
■■■伏線・暗示■■■
真実が明るみになったとき、伏線がすでに張ってあることで
突拍子もないという印象を和らげることができる。
ここでは、先を予告するということで伏線と暗示について解説する。
●先を考えていなければ話にならない
伏線にしろ、暗示にしろ、作者が話の全貌をすでに考えていなければ使いようがない。
また、先を考えていないのに伏線を張ってしまうと解決されない伏線が残ったまま
ということにもなりかねない。行き当たりばったりで書いてる作者は要注意である。
●さりげない伏線
さりげない演出手段としての伏線というのもある。
たとえば、雨が降るシーンの前に曇り空を書いておく。
たとえば、ある人物が入院する前に体調の悪そうなところを書いておく。
これらがなくてもさほど問題にはならない。
しかし、こういう伏線があることで話の流れが自然に感じられる。
無理に入れる必要はないが、こういう伏線は隙を見つけてどんどん入れたい。
●後からくやしがせるための伏線
読者が真実を知ったときに「ああ、あれはそういうことだったのか」と思えるのが理想の伏線である。
伏線が弱すぎれば、真実を知った後も気付いてもらえず、伏線が強すぎれば
真実を明かす前に読者にばれてしまう。伏線のバランスを取るために以下のことに気を付けたい。
■タイミング
伏線を張るのが遅ければ効果は薄れる。かといって、早すぎれば読者は忘れてしまう。
タイトルに伏線を入れるのもタイミングのひとつである。
■印象
印象が強ければ読者は長い間覚えていられる。
しかし、読者の注意を引きすぎれば真実がばれてしまう可能性も高くなる。
■重層化
一度の伏線ではバランスが難しい。
何度も弱めの伏線を張ることで読者の意識に植え付け、
かつ、あまり注意を引かないということがしやすい。
■間接的
真実に直接迫る伏線ではなく、真実から派生する事実に対して伏線を張っておけば、ばれにくい。
■ダミー
真実から目をそらすためにダミーを用意しておくのも手である。
特にミステリではダミーに対する目も厳しい。ダミーをもう一つ用意したり、
ダミーだと思わせて実は真犯人といったさまざまな方法がとられている。
●暗示
もっとあからさまにやるのが暗示である。
これらは先に何か危険やすばらしいことが
あることを読者に報せるものである。
例1:ハンカチのシミはどこか悪魔が笑っているようであった。
例2:数日ぶりの晴天だった。今日は何かいいことがあるに違いない。
本来は何の意味もないこともこう書いておけば何か起こりそうな気がして期待をしてしまう。
期待をさせたからには裏切ってはいけない。何かを用意しておきましょう。
※ 先が考えられている作品がすべて良作とは限らないが、
面白い作品はすべからく先が考えられている。僕はそう思います。
伏線に関しては「PIKOZO BLOG」を見るといいでしょう。オススメです。
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